すべてはその瞬間に始まり、生まれたのかもしれない


何も無い真っ白な世界に絵を描こうとして

はじめはただ途方に暮れ、何も出来ずにいた



あても無く歩き続ける日々を過ごし

どこまでも果てない世界を眺めながら

いつしか私は私自身を捜し求めていた



心の中に描く夢

世界に触れて想う風

わたしの中に息づく全てを

この手のひらにのせて息を吹きかける



宙に手をかざし絵を描く

何も無い真っ白な空に私の心を

ずっとずっと、この体が消えて無くなるまで