そこは何処?
夢は何?
 
私の心は…
 
静かにこぼれ出すあの日の記憶
その中で今も歌い続ける貴方
 
まるで糸のように繋がった静けさと涙の綻びを
手繰り寄せた先でもう一度、会えるように思えてしまう
 
 
そうか 気づかなかった
 
何億もの開かない扉と無機質で果てしない鋼鉄の通路
それが隔てていたんだね
 
なら仕方ないよ
 
 
仕方ない
 
 
 
 
そこは何処?
いつになったら会えるのかなぁ
 
 
 
 
ねぇ 死ぬまでに一度でも
誰かの声を聞くことはあるのかな
 
私の声を誰か聞くことはあるのかな