Aska 〜broken bird〜


移り変わりゆく世界
遠く置き去りにしてきた楽園
この小さな庭の中で
打ち寄せる大きな波と憎しみに怯えている

降り積もるのは後悔だけ
君は何も言わない
立ち上がることさえできずに
ただ名前を呼び続けている

窓から射しこむ光に乗せて
この言葉が届けばいいとだけ思っている
答えてくれる人はいない
次第に心さえも閉ざしてゆく

いつも川のほとりに貴方がいた
私はただ眺めることしかできなくて
孤独な夜はその名前を月に刻む
二度目の出会いに戸惑いを隠せない

私の声は届かないの?
私の祈りは忘れられたの?
決して叶わない夢と知りながら
私は叫ぶのをやめない

信じ続けた夢は必ず叶うと
そう、誰かが教えてくれたから

儚い記憶
<back Written by NATSUKI  Moon Material by 『RoseMoon』(http://www.net24.ne.jp/~lv1uni/rm/rosemoon.html)