道中、どこからともなく聞こえた風の音に立ち止まって
見上げた空
ああ、あの日見た雲が今も流れている
6年前の冬に眺めた曇り空
言い残した言葉を思い出す 忘れていたはずの
崩れていく声
誰にも何も伝えられないまま
この声じゃ誰も聴いてくれないんだって気づいた時、どうしたらいい?
誰かの声を借りられるほど器用じゃない
今この場で叫ぶことしか知らない
辿ってきた足あとは 遠く
振り返れば見下ろすのは果てない野原
晴天 白い雲を照らす太陽
進むのをやめれば、この青い空の下で行き倒れるだけ
捻じ曲がってしまった声よ
どうか 真っ直ぐ
切り裂いてくれ 道先に生い茂る枯れた草を
伝わってくれ