風が通る場所
埋められたままの宝箱
誰も知らずにいた長い長い歴史が消えていって
二人は出会った

季節のない丘にも流れる年月
草のにおい
語り合うのは朝の夢の続き
残したかったのは たぶん思い出

二人は合言葉を決めて 石を並べた


過ぎていく

1年

2年

いつかはいなくなってしまう

5年

6年

「昔を思い出さないで」

「もしも迷ったら前だけを見て」

心に残る言葉

10年

並べられた石 とぎれた行き先
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