かつては仲間たちと歩んだ記憶
あの時も それまで暮らしていた小さな世界に比べると
外の世界はなんて広いのだろう
そう思っていた
道標のない空の下
目指す場所は遠く見えない果てに
それでも手を引いてくれた人がいた

今は誰もいないこの丘の頂上で
行くべき場所はかすかに知っている
もっともっと広い世界を呆然と眺めながら
空に尋ねては 草を踏む

そっと手を触れていた冷たい石の感触
そこに刻まれた古い合言葉

“もう二度と迷うことはない。
 今は誰のことを想う必要もないのだから”
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