変わりたいとあんなに願ったのは自分なのに

どこか怯えていることに気づく

忘れるのが怖い
君との思い出にたまには浸って
現実を生きられなくなるくらい溺れてしまいたい

だって明日は不安だから
ある晴れた朝の痛み
どうしたらいい なんだってするのに
それこそ誰かに助けを求める気すら起きないほどに

疲れて返ってくる夕方、それでも思い出がまだ残っていることにふと気づいて 驚きながら溺れていく嗚咽
過ぎ去った安らぎが今ある痛みを包み込む
痛みが消え去れば私はまた同じ過ちを繰り返すんだろうか

せめて ふと思い出すような昔の感覚に沈んで死にたい