きっともう傷つきたくなかったんだろう
安っぽい心に泥水をかけられることを恐がって
何度呼びかけても答えてくれなかったからって
こうやって心を閉ざしてしまったんだね
ただ少し声が小さかっただけなのにさ
あれからほんの何年かが過ぎて
いつの間にか独りになってしまってから残されたのは
ただ閉ざしたままの心だけだった
もうしゃべれない
殻に覆われた心が内側から腐っていく それも内緒にしたまま